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オルタナ系日本茶, 都市とデザインと : たまプラーザ・茶の葉

3/28。たまプラーザ東急SCのB1Fにある前からずっと気になっていた店に行ってみた。『茶の葉』と言う日本茶(と言うよりも緑茶オンリー)店。お茶とその関連グッズの販売をやっていて、店内のカウンターでお茶菓子セットをいただく事も出来る。なんで気になっていたのかと言うと、とにかくこのお店のデザインが尋常ではないカッコ良さなのだ。
『茶の葉』の店舗区画は二方向の通路に面した“角地”。そこでの人の流れを受け止めるようなかたちで、店内カウンターと物販コーナーの間仕切りは平面図上斜めに配置されている。一見大胆だが、客としてこのお店に接してみると、それはもうため息が出るほどに無駄のない巧みなプランニングであることがわかる。物販コーナーはほぼ全面がステンレス貼。天井から下がった蛍光灯の照明器具もステンレスのボックスで囲われている。これらのハードなフォルムと素材感を、要所に置かれた生花と、分厚いガラスで出来た什器(棚やお茶をストックする箱など)のエッジから漏れ出る深いグリーンの光とが中和する。深呼吸でもしたくなるような清涼な空気感を感じさせるお店だ。

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木材を束ねた客席カウンター、小叩きのコンクリートで仕上げられたその背後の壁、そこに据え付けられた荷物置きのディテールなどなどまだまだ見所はたくさんあるんだけど、ホントにきりがないのでインテリアに関してはこの辺で。見た目に違わず、いや、もしかすると見かけを上回るくらいの勢いで、このお店の味と応対は抜群に素晴らしい。器やトレイ(これがまた分厚いガラス色アクリルなんだ)、コースターや箸置きにいたるまで、サービスの仕方も実に洗練されている。

どうしても気になったので、帰り際、スタッフの方に「このお店はどなたが設計されたんですか?」と伺ってみたところ、残念ながらその辺について詳しい事は分からなかったが、このお店はたまプラーザのオープン(1982年)と同時に出来た『茶の葉』の一号店だそうで、銀座の松屋に2号店がある(最近まで横浜クイーンズコートにもあったんだけど残念ながら閉店)とのことをお聞きすることができた。この場所で22年。そのスタイルとデザインは今でも十二分に新しい。

うーん、しかし設計者が誰なのかがどうしても知りたいぞ。どなたかご存知じゃありませんか?ともあれ、銀座のお店にも近いうちにぜひ行ってみよう。

茶の葉 たまプラーザ店/神奈川県横浜市青葉区美しが丘1-7たまプラーザ東急SC B1F
045-903-2157/10:00-20:00/不定休 (東急SCに準ずる)

2004年03月30日 04:06 | trackbacks (0) | comments (0)
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