6/23。午後過ぎに『simpatica』現場へ。やっとインテリアの工事が片付いたと思ったら、今度は厨房&運営資材がわんさかやって来て、現場はまたしても修羅場状態になっていた。
下の写真左はハモン・セラーノ(スペイン産生ハム)。まだラップされてるけど、すでに存在感抜群。ワインのおつまみに最高なんだこれが。
そしてこの日は看板の取付工事。店に看板が付くとなんだかホッとする。ホントは下の写真右以外にもかわいい看板が2種類あるんだけど、時間がなくて工事が終わるまで立ち会うことが出来なかった。後日一揃いでお見せします。
オフィスに戻ってしばらくした頃に野井成正さんが到着。love the lifeで製作させていただいた野井さんのオフィシャルホームページ(トップページのFlashデザインはrin君)についての打ち合せ、のはずだったんだけど、ほとんど近況報告、と言う感じで細かな話しは一切無し。出来については果たして気に入って下さっているのだろうか(恐くて聞けない)?
それから自由が丘にタクシーで移動して『勇山亭』へ。ソイ刺最高。南海ホークスと近鉄バッファローズのこととか、岡山伸也氏(野井さんよりさらに上の世代の大阪のインテリアデザインマイスター)のこととか、大学や専門学校での講義のこととか、落語のこととか、円山応挙の襖絵をバイクをかっとばして見に行かれたこととか、デザインに関係のあることも無いことも含めて4時間くらい談笑。こういう何気ない会話の中にこそ、野井さんのデザインに対する厳しさをはっきり感じ取ることができる。
枝雀師匠の生前のエピソードなどをからめながら、野井さんは「落語と言うのは生き様ですな」とおっしゃった。私たちが先日談志師匠の落語を見て書いた感想と、ほとんど言葉だったのが嬉しかった。とは言え、感じ方の深みは全く違うんだろうなあ。
作品を生き様そのものだと言えるインテリアデザイナーはおそらく一握りに満たないだろう。野井さんは間違いなくその一人だ。そのことを伝えたかったけど、あまりにおこがましい気がして止めた。
ホームページの方は、シンプルで見やすい、と、評判は概ね上々とのこと。良かった。。。