6/11。午前中に『森の壁』のカラーサンプルが到着。ブラウンのラワン染色が3種類、オフホワイトのPB(プラスターボード)+AEP(アクリルエマルジョンペイント)、それからオフホワイトのシナOP(油性ペイント)。さらに『simpatica』の食器の追加サンプルも到着。早く届いて良かった。すぐに池田さんに見せなくちゃ。
と言うわけで、15時前にたまプラーザの『simpatica』工事現場へ。壁面のシルバー塗装がほぼ塗り終わっている。
光沢感と落ち着きが同居した実にいい感じの仕上がりに満足。しかし若干下地の状態の悪いところがあったので、一部塗り直しをお願いした。壁面に対して間接照明を多用する予定なだけに、現時点で肉眼で確認できる表面の荒れがあるようではデザイン上致命傷になりかねない。ちゃんと直るかどうか心配だ。食器サンプルは勅使川原さんに預けておくことに。
それからすぐに青山の『森の壁』現場へ。
今回使用した断熱+防音材は木ごころ・飛澤さんから教えてもらったセルロースファイバー(上の写真右上)。高性能かつ新聞紙のリサイクルの優れもの。さらにこの上に防音フローリングを貼った。防音フローリングと言うのはろくな見た目のものが無いので使いたくなかったんだけど、階下の人が少々神経質なだけに重装備にせざるを得なかった。壁や天井の下地組はほぼ終了。壁や家具の中に隠蔽するエアコン配管もすでに完了。
現場では木ごころ・渡辺さんが間仕切家具を製作中。この物件は間仕切りと言う間仕切りがほとんど作り付け家具。今後は細かな作業が延々と続く。木ごころさん、よろしくお願いします。
そしてタクシーで渋谷の東急ハンズへ。『simpatica』関係備品の買い出し。自宅用のタッパーも購入しようと思ったんだけど、ピンと来るのが見つからなくて渋谷東急プラザの『台所屋雑貨店』へ。工房アイザワのステンレス製目盛付角容器(ポリエチレン蓋)をいくつか購入。下の写真はその店内で撮ったもの。おたま以外にもやかんとかざるとかがいっぱい天井にぶら下がってて楽しい。
めずらしく時間が早かったので、ついでに東横のれん街の『DEAN&DELUCA』に寄ってみる。日本のお店は山本宇一さんのプロデュースとあってさすがに良く出来ている。購買意欲そそりまくり。同時に思ったのは、カフェブーム以降の東京的デリ&カフェ系空間デザインはここに極まったな、と言うこと。これ以上の完成度やバリエーションを求めても、もはや意味は無いだろう。
多摩川に戻ってオフィスでひと休みしてから『田園』で焼肉。今日の豚トロは旨かった。帰って少し仕事して寝る。