6/17。夕方に丹青TDCの中村さん、坂平さん、平尾さんと待ち合わせて浅草のお好み焼店『染太郎』へ。何ヶ月か前に都営地下鉄の沿線案内吊り広告を見て知って以来、ずっと気になっていた店。1937年創業。現在の場所で営業を始めたのが戦後すぐとのこと。
それにしても聞きしに勝る凄まじい店構え。
店内は全席座敷。各テーブルの壁際にある換気用の無双窓が年代を物語る。人数分のお好み焼コースだけでも相当なボリュームとバリエーション。さらにお染焼、豚天(関西で言えば豚玉だ)などを追加して大いに堪能させていただいた。基本的にはテーブルに仕込まれた鉄板の上で自分で焼くスタイルなんだけど、焼き方に迷った時はお店の方にやってもらえる。
東京でお好み焼を食べるのは初めて。関西風に比べると生地は薄めだが、広島風ともまた違う独特な質感。全体的にメインディッシュと言うよりおやつに近い軽さが印象的。具沢山で最も豪華、と言うより最もジャンキーなお染焼が一番気に入った。あんこ巻とところてんで締め。
ビルの谷間に唐突に存在する異空間。応対はいかにもドライで観光地チックな店だが、この雰囲気はわざわざ味わいに行くに値する。今度行ったときはシューマイ天を食べてみたいな。中村さん、お連れいただいてありがとうございました。
染太郎/東京都台東区西浅草2-2-2
03-3844-9502/12:00〜22:30/無休