7/6。合羽橋のカジワラキッチンサプライさんへカタログをもらいに行ったついでに合羽橋本通沿いの喫茶店『オンリー』に行ってみた。一見してベタないい感じの喫茶店、という構えなんだけど、看板にあるキャッチコピーが“魔性の味・オンリー”と来た。しかも珈琲は自家焙煎らしい。
小振りで華奢なチェアやテーブルが可愛らしい店内は暗く、店構え同様実にいい感じにくたびれている。シンプルなダークウッドの造作を要所に用いた内装は70年代に流行したスタイルだ(看板にはなんと“since 1952”と書いてあるから店自体はさらに古いことになる)。ホットドッグとブレンドコーヒーのセットと、大盛りコーヒー(メニューにそう書いてあった)、スペシャルバタートーストを注文。果たして魔性の味とはいかがなものか?
普通の味だった。
しかし不味いわけではない。カウンターの方をよく見ると、大きめのネルで一気にドリップしたものを注文に応じて温めている様子。古くからある街のコーヒースタンドでは一般的なシステムだ(京都イノダコーヒー三条店とかもそうだった)。熱い珈琲がお好きな向きにはストライクだろう。トースト(ホットドッグもそうかな?)にはペリカンのパンが使用されている。
笑顔の印象的なマスターと、店員さんの応対はそつなく親切。客層から地元のは幅広い層から愛されている店であることが分かる。今度行った時にはアップルパイとミルクコーヒーを頼んでみよう。
オンリー合羽橋店/東京都台東区西浅草2-22-8
03-3841-7679/8:00-19:00/日休
店のマッチを見るとこの合羽橋店の他に千束店がある模様。