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都市とデザインと : Maison Henri Charpantier

ふたたび12/10。『リスン京都』に続いて足を運んだのは『Maison Henri Charpantier』(メゾン・アンリ・シャルパンティエ)。芦屋と銀座に本店を構えるフランス菓子店、アンリ・シャルパンティエの新しいフラッグショップ。2005年4月オープン。

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JRの芦屋駅で電車を降りて7、8分歩くと三角屋根を二つ連ねた建物が現れた。中央の通路を挟んで向かって右側がショップ(ブティック)、左側がカフェ(サロン・ド・テ)。周囲の雑然とした環境とは一線を画すシンプル極まりない佇まい。郊外高級住宅地の幹線道路沿いと言う立地に対応し、配置計画はクルマでのアクセスを重視したものとなっている。

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インテリアに用いられた本棚などのモチーフは銀座本店と共通するが、こちらの造作は色といいかたちといい徹底的にミニマル化されている。壁と天井を覆い尽くす大胆なパターンはキャンバス地にインクジェットプリントされたもの。なんだか自分自身のスケールが縮小されてドールハウスの中に唐突に置かれたような気分になった。なかなかシュールで新鮮な体験だ。

サロン・ド・テの天井からはクリスタルビーズが贅沢にあしらわれたビッグサイズでこれまたシンプルなフォルムのシャンデリアがひとつぶら下がり、外側から紫色のスポットライトに照らされている(シャンデリアが若干ピンク色に染まっているのが写真から分かるだろうか)。夜ともなればさぞかし幻想的な光景となるに違いない。

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とは言え、天井高の7m以上はあろうかと思われる開放的な空間で、ロールスクリーン越しに日差しを感じながらゆったりと午後を過ごすのも悪くない。店のつくりほど洗練されてはいないものの、サービスも十分に行き届いている。いただいたのはマロンとオレンジのデザートプレート。どちらも実に楽しく、美味だった。

建築とインテリアのデザインはジャンフィリップ・ニュエル氏。実施設計は乃村工藝社の上妻玲さんと丹田勝巳さん。

Maison Henri Charpantier(メゾン・アンリ・シャルパンティエ)
兵庫県芦屋市楠町10-17/0797-23-8181
9:00-22:00(ブティック),10:00-22:00(サロン・ド・テ)
無休(元日を除く)

2005年12月21日 03:24 | trackbacks (0) | comments (2)
comments

アンリ・シャルパンティエは、オレンジ系のケーキが得意ですよね。
オレンジ系ははずれがなかったなー

もう、コメントしても大丈夫なんでしょうか?w

posted by: ぺすか : 2005年12月21日 15:07

>ぺすかさん
マロンのプレートもかなりいけましたよ。シーズンはいつ頃までかな?
おかげさまでもうコメントしていただいても大丈夫です!
お騒がせしましたー。

posted by: 勝野+ヤギ : 2005年12月21日 23:32

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