1/14。打合せの合間に代官山郵便局の地下にある『猿楽珈琲』へ。階段を下りると手前に別のカフェがあって、『猿楽珈琲』の入口はそのすぐ奥にある。
この日は『二十三番地珈琲』と『猿楽珈琲』、それから定番デザート3品(コーヒーゼリーとチーズケーキとチョコレートケーキ)のミニセットを注文。会計は注文が揃ったときにテーブルで行う事になっている。
珈琲は自家焙煎の一種のみ。5段階のローストで提供されている。上の二つはそのうち最も深煎りのもの。私たちには残念ながら豆の種類が分かるほどの知識は無いんだけど、味のバランスの良さとキレの良さ、そしてなにより深く心地良い香りと後味が印象的な珈琲だ。デザートはどれも比較的甘さ控えめで、それぞれの素材の持ち味を前面に出しつつも珈琲を引き立ててくれる。私たちが3品の中でも私たちが一番気に入ったのは珈琲ゼリー。
店内のライティングは全体にごく控えめ。アンティークの木造建築部材で仕切られた小さなブースごとに最小限の光がしつらえられている。BGMはモダンジャズ。読書をしたり、会話を楽しむには理想的な環境。手作り感は濃厚だけど、方向性が明快で不思議に押し付けがましいところが無い空間だ。その辺、なんとなくこの店の珈琲の味とも共通するものが有るような気がする。
猿楽珈琲/03-3496-8900
東京都渋谷区猿楽町23-3代官山郵便局ビルB1F正面
ショップカードに記されたこの店の営業案内が実にいかしている。
「お昼過ぎより夜中まで年中営業しております。
公衆電話はありません。
店内は禁煙です。」
猿楽珈琲(DAIKANYAMA FASHION STREET)