昨年元浅草界隈に引っ越してから大江戸線の使用頻度がぐんと上がった。写真は最近乗り換えでよく使う飯田橋駅の風景。デザインは渡辺誠/アーキテクツオフィス。
2000年の完成当時に専門誌でこの駅の写真を見かけたときには正直「ええ〜っ」と思ったんだけど(特にウェブフレームの辺り/上の写真左)、実際に利用してみるとその印象は一気に好転した。地下鉄の駅施設としては天井が高く、細部まで抜かり無くデザインされている。スチール波板やステンレス、蛍光灯や水銀灯のシンプルな用い方など実に見事。勉強になります。使用されている建材はヘビーデューティで割合ローコストなものばかりだが、空間の質は高い。
場所によってデザインがかなり異なることも、不統一と言うよりむしろ楽しさに繋がっているように思う。飯田橋での電車の乗り換えはかなり歩かされる場合が多くてうんざりすることもあるんだけど、なんとなくSF映画の登場人物になったような気分を味わえるこの空間を通り抜ける間だけは少し特別だ。
渡辺誠/アーキテクツオフィス
地下鉄飯田橋駅(大江戸線)/一般の方への主旨説明
地下鉄飯田橋駅(大江戸線)/少し専門的な主旨説明
ウェブフレームの発生ムービーが面白いです。
最後の地上換気塔は決して自動生成でできる形ではないと思いますが・・・・
天命反転住宅は楽しかったですね。
なぜか三鷹のジブリ美術館を思い出してしまったのですが。
>yokoさん
そのムービー、すっかり見逃してました。探して見てみようっと。ある程度「手を縛って設計」しても、やはり渡辺氏らしい造形が表れてしまうのが素敵なのではないかと。
ジブリ美術館にはまだ行った事無いのですが、ちょっと興味あります。行ったほうが良いですか?
↑本文でご紹介の主旨説明ページの一番下にムービーへのリンクがあります。
プログラムによる自動生成といっても、条件設定をするところや生成結果の取捨選択基準を決めるところで人間の嗜好が介在してしますよね。
ジブリは私も行ってなくて日経アーキで見ただけです・・・
子供が喜びそうなところが似ていると思ったのかも。
>yokoさん
ありました!こりゃ面白いですねー。微妙にエヴァ風味?
http://www.makoto-architect.com/subway/sub_mov3.avi