5/6。会期終了間際の展覧会「昭和モダニズムとバウハウス -建築家土浦亀城を中心に-」に滑り込み。会場は江戸東京博物館。陽の高いうちにここへ行ったのは初めてかもしれない。建築デザインは菊竹清訓氏。
実に素晴らしく写真映えのする建物であることにあらためて驚く。
動く歩道から屋外広場へと投げ出され、激しいビル風にあおられながら常設展示室の真下に当たる広大な無柱空間へと足早に向かう。まばらに配置されたチケットカウンターや休憩室などの設備ブース、チューブ状のエスカレーター。ところどころに施された原色のペイント。この空虚さと晴れがましさ、人間に優しくない感じはまさに東京ビッグサイトにも共通する菊竹建築ならではのお楽しみだ。待ってました一人博覧会!
チケットを買ってふと駅の方を振り返ると、広場越しに両国国技館が見えた。直線的な屋根のラインと白いクラゲのようなテントとの対比が妙に心に残る。