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最強のカウンター, 食べたり飲んだり : 神保町・いもや三丁目店

7/14。水道橋のフォトラボから九段下のプリントショップまで歩く途中で靖国通り沿いの『いもや』の前を通りかかった。都内で天婦羅、天丼、とんかつの店を展開しているローカルチェーン店のひとつ。この神保町三丁目店は天ぷら専門。この日は店構えを写真に収めただけで通り過ぎたが、この界隈では特に気に入っている店のひとつだ。

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すりガラスのはめ込まれた木製の引戸と白地の簡素な暖簾越しに蛍光灯の光がこうこうと漏れ出す(別アングルの写真)。店に入ると洗い出しのフロアに白木のカウンターキッチンがあるだけであとはほとんど何の造作もない。席数は全部で20くらいだろうか。スタッフ3、4人の無駄の無い動作と、見事なまでにシンプルなキッチンの設備が、どこに座っても手に取るように見渡せる。いかにも掃除がしやすそうなつくりのおかげもあってか、油を大量に使うにも関わらず、いつ来ても店内はピカピカだ。メニューは単品の天婦羅と、600円と800円の定食のみ。

天婦羅の味は特筆するほどのものではないし、名の通った老舗と言うわけでもない。それでもわざわざ足を運びたくなるのは、おそらく建物の壁が無ければ丸きり屋台のようなこの店が、飲食業の原点を一切の虚飾を省いた素の状態で見せてくれるからだろう。

天ぷらいもや三丁目店/東京都千代田区神田神保町3-1
03-3261-7982/11:00-20:00/隔水休

2006年07月20日 09:00 | trackbacks (0) | comments (2)
comments

いもや懐かしいですね。昔、九段下で働いていたときは良く行ったものです。ここは味は特記することはないと言うけど、いやいや目の前で揚げたてを食べさしてくれるので下手なお店よりはずっと美味しいです。
 驚いたのはここの料理人の人たちは皆、素手で天ぷらを揚げる事です。それどころか人差し指をちょっと突っ込んで油の具合を見たりさえするのには驚きました。

posted by: doku : 2006年07月21日 00:57

>dokuさん
たしかにおっしゃる通り(>下手なお店よりはずっと美味しい)。コストパフォーマンスを考えると驚くべきお店です。いもやさん失礼しました!
それにしても料理人の方の手って一体どうなってるんでしょうね。慣れの問題なんでしょうか?気合い?

posted by: 勝野+ヤギ : 2006年07月21日 12:11

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