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食べたり飲んだり : 浅草・梅園

8/26。松戸で柳家小三治師匠の独演会を見た帰りに甘味でもいただこうかと浅草で下車。かの有名な『梅園』へ初めて立ち寄った。場所は仲見世の脇道沿い。1854年創業。

店内に入ると、エントランス脇のカウンターで食券を購入。OLっぽいユニフォームでフロアを闊歩するこわもてのご婦人たちは特に案内などはしてくれないので、勝手に席に着いてテーブルの上に食券を置いておく。ほどなくお茶が出され、テーブルには半分にちぎられた食券が残る。昔懐かしいデパートの大衆食堂と同じシステムがここでは立派に健在だ。

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先ずは初代から受け継がれたメニュー、あわぜんざいを。椀の蓋をあけるとこしあんの端から黄色い蒸し餅黍(もちきび)がのぞく。

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粗めにつかれた餅黍ときめ細かなこしあんのとの取り合わせが絶妙な食感を生み出す。盛り付け方といい、味わいといい、実に簡素でかつ素晴らしく気が利いている。これ以上の粋があろうか、と言うくらい。付け合わせは紫蘇の実の漬物。

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対して、あんみつの味は至って普通。この様子だとおそらく豆かんは『梅むら』の圧勝だろう。この店では何は無くともあわぜんざいが正解だ。150年以上の年月、このメニューと暖簾を守り続けた老舗に頭が下がる。

梅園/東京都台東区浅草1-31-12/03-3841-7580
10:00-20:00/水(月2回不定)休

2006年08月31日 05:00 | trackbacks (0) | comments (2)
comments

あわぜんざい……オトナの甘味、ですね。
20代まではウマイと思わなかったのですが(笑)、
大台になったらとたんに美味しく感じました。
初秋にふさわしい浅草の味、また堪能しに行きたいです♪

posted by: わらび : 2006年08月31日 22:18

>わらびさん
あわぜんざい、私たちはこないだ初めて食べたんですが、それはそれで良かったのかもね(笑)。浅草の味、また行きましょう!

posted by: 勝野+ヤギ : 2006年09月01日 13:09

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