先日ライカ銀座店に行った時、5月に日本でも発売されたコンパクトデジカメ『C-Lux 1』の現物をはじめて見た。これがもう実に魅力的。いや、ほとんどコレのロゴ違いでしかないことは重々分かってるんだけど。
普段リコーのCaplio GX8にワイドコンバージョンレンズを付けっ放しで使っていると、時々もっとコンパクトで手ぶれ補正付きのカメラが欲しいな、と思うことがある。C-Lux 1ならその点申し分無い。ワイド端28mmというのは私たちにとっては決して十分なスペックではないが、コダックのEasyShare V570がマーケットから消え去った今となっては、一般的なコンパクトデジカメとしてはましな方だ。
それにしても、オリジナル(パナソニック/DMC-FX01)から少しばかり細部をリファインしただけで、質感まで俄然上がったように見えてしまうのだから、私たちの目もいい加減なものだと思う。もしかすると逆に、細部のセンスの無さがいかにオリジナルのデザインをダメにしているか、と言えるのかもしれない(そうであって欲しい)。
C-Lux 1の電源をオフにすると、液晶ファインダーが消える前に一瞬ライカのロゴが現れる。こんなインターフェイスについグッと来てしまうのは、やっぱりダメな中高年なんだろうな。
シルバーモデルは販売国限定。オリジナルとの違いが分かり易い。