9/26。銀座『さか田』での食事後、もと来た道を引き返して『Paul Bassett』へ。『Salvatore』などを運営するワイズテーブル系のエスプレッソカフェ。2005年オープン。場所は『ライカ銀座店』のすぐ近く。内外装のデザインはスピンオフ・塩見一郎氏が手がけている。
数寄屋橋通りに面した店構えは開放的で落ち着いた雰囲気を醸し出している。すでに街の一部といった佇まい。
店内の天井はスケルトンの状態をオフホワイトにペイントしたもの。建物の梁だけがコンクリートのまま残され、文字通り古材としての雰囲気を醸し出しているのが面白い。高さを最大限に生かしたシンプルなインテリアは、その周到な設えによって実にシャープな印象を与える。流麗なフォルムの細いフレームにメッシュの背もたれを持つオリジナルのチェア類は、その存在感こそ控えめだが、空間全体を引き締める重要な役割を果たす(座り心地は今ひとつ)。
整った空間に思い切り破調を加えるのが、フロアに鎮座する巨大な焙煎器。機関車を思わせるメカニカルな形状はインパクト抜群だ。
上の写真はマキアートとチョコレートのセット。エスプレッソ類は世界バリスタチャンピオンを獲得した経験のあるオーストラリア出身のポール・バセット氏がプロデュース。チョコレートは辻口博啓の『ル・ショコラ・ドゥ・アッシュ』。
お湯の味がするマキアートはちょっと残念。エスプレッソはまさに全部入り、という感じで、おそらく好みの分かれる味ではあるが私たち的には十分満足のゆくものだった。他にもいろいろなエスプレッソメニューがあるので、またスウィーツと一緒に楽しませていただくことにしよう。
Paul Bassett銀座/東京都中央区銀座6-4-6-1F/03-5537-0257
10:00-23:00(木金-27:00)/無休