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食べたり飲んだり : 浅草・並木薮蕎麦

4/21。近所で用事を細々と済ませたついでに軽く昼食。『並木薮蕎麦』を初めて訪れた。蕎麦好きには知らぬ者の無い老舗。1913年創業。

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店舗は雷門と駒形橋の交差点の中ほどにある木造二階建。こじんまりとした外観がかえって目に留まる。暖簾をくぐると店内は中央の通路を境にテーブル席と座敷に分かれ、突き当たりにキッチンと会計窓とトイレが並ぶ。内装は古く、照明は控えめ。木部と聚落壁のしっかりした造りが印象深い。歯切れ良い応対の店員さんにもりと天せいろを注文。

コシの強い細打ちそば自体大いに平均を上回るのものだが、何と言っても驚いたのはつゆ。その量は少なく、色は黒く、醤油と鰹節の味の強さは「キリっとした」などと形容できるような生易しいものではない。辛口とは聞いていたが、ここまでとは。ほんの少しだけ漬けてすするそばの風味は実に格別。なるほど、粋だ。

天婦羅もまた美味い。この日いただかなかったかけそばの出汁は鯖節とのこと。また近いうちに伺わねば。

並木薮蕎麦/東京都台東区雷門2-11-9
03-3841-1340/11:00-19:30/木休

ところで、蕎麦屋の屋号についてはいろいろと面白い記述があるようだ。
深川・薮そば(深川散歩)
薮(蕎麦屋)(Wikipedia)
江戸そばの源流(大阪・上方のそば)

2007年05月04日 05:00 | trackbacks (0) | comments (0)
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