4/23。ミッドランドスクエアから地下鉄で栄へ移動。『風来坊』栄店で夕食。『風来坊』は名古屋名物・手羽先(唐揚げにたれで味をつけたもの)の元祖とされる居酒屋チェーン。創業は1963年。その店舗数は市内を中心に国内・アメリカを合わせて70以上を数えるが、なぜか東京にはひとつもない。
松坂屋の交差点を瓦通沿いに東へ。二区画目の雑居ビルに栄店の看板が見つかる。地下の通路を奥へと進み、思いのほか小さな引戸を開けるとすぐそこがカウンター席。人数を告げ、店内通路のさらに奥にある座敷席へ。
内装のつくりはまったくもって正しい場末の居酒屋風。テーブルも入れると席は全部で60くらいはある様子。20時過ぎに訪れた時点での埋まり具合は半分ほど。客層は年齢も性別も大いに様々だ。
座布団に落ち着くと、店員さんにまず飲み物と手羽先の数を聞かれる。手羽先のボリュームがどのくらいなのか見当がつかないが、あまり多過ぎてもどうかと思ったので「2つ」注文してみた。で、登場したところが上の写真。一個のサイズがわりと小さめなので、これなら食べられそうだと一安心。後で周りの様子を伺うと、なんと一人で「4つ」を平らげる女性客も居るようだった。
甘くスパイシーなたれと胡麻のかかった手羽先の味は複雑で奥行きがある。ビールのつまみとしても最高だが、料理としての完成度の高さも感じられた。確かに美味い。
もも焼き(写真左下)も含め、全体に甘辛く濃い味のものばかりを頼んでしまったのはいささか失敗。つくね(写真右下)に黒胡麻が練り込まれていたのにはちょっと驚いた。さっぱりと生姜醤油でいただく霜降り(写真左上)で一息。意外に素晴らしかったのはみそ串かつ(写真右上)。これはまたぜひ食べたい品。
2時間程して勘定をしてもらう頃、月曜日の夜だと言うのに店はほぼ満席になっていた。それでもフロアでただ一人の日本人店員と思われるおばちゃんの応対は至ってマイペースなままで、それをとやかく言うような客も居ない。おそらく名古屋の人々にとって、この店は家庭の延長のようなものなのだろう。
風来坊栄店/愛知県名古屋市中区栄5-3-4
052-241-8016/17:00-1:00(LO24:00)/日休
ウチらが行った時は風来坊休みだったんだよなあ…いいなあ。
まだ滞在中であればオアシス21の屋上で閉口して来てください。
>ウヱハラ先生
世界の山ちゃんにも行かなくちゃね。新宿でいいけど。
しかしオアシス21、スゴそうだなあ。。。
月末に物件の撮影に行くと思うので、その時寄ってみますです。
そういえば12年ほど前、仕事で名古屋に行った時、名古屋と言えば手羽先だろうと会社の人に連れていってもらって、枕くらいの大きさの皿にのった山盛りの手羽先を食べた記憶がありますが、今思うと風来坊という店でした。
社会に出たばかりで伊豆より西に行ったことがなかった自分は、世の中にこんなウマイ鶏肉があったのかと感激したのを今でも覚えています。
で、世界の山ちゃんも行きたい。
>KE-TAさん
山盛りの手羽先、今度はぜひ私たちも体験してみたいものです。しかし枕サイズとは羨ましい!
よく調べると世界の山ちゃん、新宿以外にも都内にたくさんありますね。どこ行こうかなあ。