デザイン雑誌『MONITOR』の43号(2007)に『dcb』が掲載されています。日本では青山ブックセンター、TSUTAYA、LIBROなどでご覧いただけます。
編集部をロシアに置き、ドイツから世界各国に向けて発行されている『MONITOR』は、2000年から隔月ペースで発行されているようです。内容は建築、現代美術、ファッションデザイン、プロダクトデザインなどの先進的なプロジェクトを、豊富なビジュアルと簡潔な英文テキストで紹介するもの。私たちは最近の号しか見たことがありませんが、掲載されているプロジェクトはもとより、エディトリアルデザインもこれまた超クールです。おそらく今現在世界一カッコいいデザイン誌のひとつではないでしょうか。
この『MONITOR 43』では照明に関するプロジェクトが特集されています。紹介されているのはスティーブン・ホール アーキテクツによる美術館増築(The Bloch Building)、フィリップ・ラーム アーキテクツによるインスタレーション(Diurnism)、ジャン・ヌーヴェル氏らによる人工大理石の展示(Corian Nouvel Lumieres)など。ユニークな照明器具も多く見ることができます。『dcb』はこの特集の最後に2ページ見開きで掲載されています。
表紙は現代美術家のアレクサンダー・コンスタンティノフ氏。記事中で紹介されているカラーテープを用いた建築的インスタレーションはとても興味深いものでした。