10/10。午後過ぎに自由が丘『alternative』現場へ。
塗装工事が始まった。この日はボードの継ぎ目やビス跡を埋めるパテ塗りの段階。
レセプションから客席へと至る階段のコンパネ(コンクリートパネル)下地がほぼ完成。後日仕上げのカーペットが敷かれる予定。
キッチンとレセプションの一部の床下地もほぼ完成。配管が隠れ、全体がフラットになった室内はぐんとコンパクトな印象に。これらの床下地はこんな風にフレキシブルに高さ調整のできる樹脂脚をベースにパーティクルボードを乗せ、さらにその上にコンパネを敷き詰めることで出来上がっている。
上の写真はキッチンの出入口脇にある店内照明スイッチの取り付け位置の様子。みっちりと等間隔にスイッチプレートが並ぶ予定。電気工事業者さんの力作。
上の写真はキッチンからエントランスの方を見たところ。
いつもならここまで空間ボリュームがしっかり見えてくると、かなり出来上がったと感じるところなのだが、今回はまだその感覚が無い。思い描く最終形と、目の前にある空間の輪郭が、微妙にぴったりとは合わない感じ。おそらくこの違和感は、家具や造作類がパズルのピースのように空間に嵌め込まれてゆくに連れて、徐々に消えてゆくのだろうと想像される。
どうやらこの店はいつもとは異なるやり方でデザインされているみたいだ。私たち自身気付かないうちに。