11/1に誠文堂新光社から刊行された書籍『デザインスタンス 新世代のクリエイターと仕事 1 』(文:萩原修/人物写真:uga)にlove the lifeがちょこっと登場しています。見てね。
書籍の内容は1970年前後に生まれた日本在住のクリエイター30組を紹介するもの。雑誌『pen』での連載『クリエーターを探せ。』の記事がそれぞれボリュームアップしてまとめられています。
ギラギラしたスターっぽい人は少なめです。どちらかと言うとプライベートな感覚がそのまま作品に繋がるような、印象的には小粒なタイプの人(私たち自身を含めて)が多いのは、この世代の特徴かもしれません。おそらく10年もすれば、浮き足立つこと無く着実に大きな物語を語れるようになった人だけが、この中から生き残るのだと思います。
本文以上に読み応えがあるのは、書籍化に伴い追加された立川裕大氏、西村佳哲氏、山本雅也氏の三方と萩原修さんによる「現場とデザイン」、「働き方とデザイン」、「メディアとデザイン」と題する3つの対談です。むしろこの対談を膨らませた内容の書籍をぜひ読んでみたいと思いました。
表現行為を当時的立場と客観的立場の両方から様々な角度で見つめながら、同時にその社会的立脚点を創造してゆくことは、表現者自身が自覚と冷静さを持って担うべき重要な役割であると今更ながらに強く感じます。かく言う私たちはその辺の才能が欠如した単細胞でして、生き残るのはなかなか難しいような気がする今日この頃です。
デザインスタンス 新世代のクリエーターと仕事 1 (amazon.co.jp)
>ま師匠
共倒れても後悔することの無いよう、お互い全速力で飛ばして行きましょう(笑)。