12/8。フランス車をたくさん見た後、ウヱハラ先生のルーテシア号で横浜方面へ移動。『IKEA港北』を訪れた。言わずと知れたスウェーデンの巨大ハウスウェアストア。『IKEA港北』は『IKEA船橋』(2006年4月オープン)に続き、2006年9月、ヤナセ横浜デポー跡地にオープンしている。商売柄、行っとかないとマズいかなあ、とは思いつつも、なぜか今まで縁のなかったIKEAの全貌を、この日ようやくじっくりと見ることができた。
到着したのは14時手前。お腹が空いていたため、先に2Fのレストランへ行くことに。ここだけでも一般的なファミリーレストランの3倍くらいの広さがありそうだ。しかも、ランチには遅めの時刻にもかかわらず、テーブルはほぼ埋まっていた。なんとか居場所を確保して、学食を思わせるデリカウンターへ。メニューはそれぞれ注文する場所が決まっており、迷ったり後戻りをしようものならたちまち混雑の原因となる。若干殺伐とした雰囲気の漂う中、どうにか食事を確保。
見た目はアレだが、味はそんなに悪くない(デザートは選びようによっては危険)。野菜料理のプレートは大方ポテトによって占められている。その他のプレートにもかなりの確率でポテトがごろんと添えられており、スウェーデンの人はそんなにポテト好きなのか、と不思議な気がした。写真のボリュームで1500円分くらい。欲張り過ぎ。ランチとしてはちょっとヘビーだった(特にポテトが)。
そして、いよいよ売場へ。入口は2F、レジは1Fにそれぞれ1カ所しかなく、客動線は大まかには一方通行に限定されている。各アイテムの売場脇に、その使用シーンを構成した四畳半から六畳間くらいのブースがずらりと並んでいるのが特徴的だ。ソファやチェア、テーブルや収納家具、テーブルウェアやファブリック、照明器具やキッチン造作に至るまで、住まいに関係するものについては置いていないものは無く、バリエーションも極めて豊富。その多くがアジア地域産のIKEAオリジナル商品であり、価格設定はかなり低く抑えられている。
上の写真は順路の終盤に登場する組み立て式の家具パーツ売場。目眩のするような圧倒的スケール。
上の写真はレジのエリア。かなりの台数が稼働してはいたが、それでも押し寄せる客をなかなかさばききれない様子だった。レストランと同様、ここでは客が多少我慢してでも店側のやり方に素直に従うことが求められる。
話にはなんとなく聞いていたものの、IKEAの広大さは想像をはるかに上回るものだった。見終わった後の疲労と充実感はほとんど東京モーターショーにも匹敵するほど。ただし、その安さについては商品の質からすると妥当であり、買い得だと思われるようなものはあまり無い。あれだけ夥しいボリュームの、衝動買いを誘発するには十分な価格帯の商品に囲まれていたのに、結局何一つ欲しいと思うものが無かったことには自分たち自身驚きを覚えた。
ヨーロッパの人々の生活において、IKEAの商品がどのように位置づけられているのか、私たちには分からない。はっきりイメージできるのは、おそらく日本人がこれらを後生大事にすることはまずない、と言うことだ。耐久性に乏しく、補修の難しい家具や雑貨は、値段相応の扱いを受けて短期間で使い捨てられるのだろう。
港北インターチェンジへと向かう車で、後ろを振り返って少しぞっとした。
夕闇に浮かぶIKEAの偉容が、まるでゴミ集積場のように思えたのだ。
こんにちは!
ヨーロッパでは、ジャガイモがごはん的役割の国も多いですよー。
(北欧、ドイツ、チェコ、ポーランドなど)
>ハマモトさん
そうかー「ポテト=ごはん」だとすると合点がゆきます。1プレートで「主食+主菜」だったと。2プレートにパンまで頼んじゃうと、さながら牛丼と鰻重にプラス白ご飯、みたいな感じでしょうか。そりゃ食べ過ぎだ。。。
そうそう、楽しいんですが、見終わってみると何も買ってないことが多いんですよね。買ったとしても小さいフックとかブラシとかそれくらい…。次回は千葉のIKEA&コストコ&カルフールを1日でまわるツアーへぜひ。見るだけでお腹いっぱいです。
>KE-TAさん
そこまで行くとかなり「修行」っぽいですね(IKEA&コストコ&カルフール)。。。悟りがひらけそう。
これはハマモトさんごぶさたです。
そしてラブザラが帰省中なのに。
ええと、今回も町田コストコに寄ろうとしてたんだよね実は。
個人的な事情(主に物欲)でそそくさと帰ってきてしまったけど。
日光or川越と抱き合わせで強制連行予定です。
年始一発目あたり寺と仏像とコストコの旅はいかが?
>ウヱハラ先生
では、よろしければ雪の無さそうな日にぜひ。
神仏と物(ブツ)の旅。