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食べたり飲んだり : 明石・お好み焼道場

12/25。前日に神戸入りし、この日は四国へ移動。舞子から高速バスに乗る前に明石に寄って、朝昼を兼ねた軽い食事。訪ねたのは『お好み焼道場』。店名に「お好み焼」とは付くが、玉子焼(明石焼)の老舗として名高い。開業は1954年。勝野が高校時代に随分お世話になった店だ。地元では簡略に『道場』の名で通っている。

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明石駅南口を出て東西に走る通りの向こう側を歩くと、ほどなく『道場』の場所を案内するビル看板が現れる。裏道へ吸い込まれ、最初の角を右に曲がると、幅2メートル少しくらいの路地の左に簡素な2階建ての飲食店がずらり。その合間に見える黄色地に赤い細ゴシック体の「玉子焼」の行灯看板が店の目印。アルミサッシの引戸を開けると右手前に階段とレジがあり、テーブル席の向こうにキッチンが見える。1Fはすでに埋まっており、この日は2Fの座敷席に上がらせていただいた。鉄板付きの各テーブルの上には天井吊りの換気フード。内装は白いビニールクロスと木目調の化粧板で至って質素に仕上げられている。玉子焼を人数分注文。

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ほどなく白木の下駄に乗ったあつあつの玉子焼が登場。1人前10個。おそらく鰹ベースの出汁は冷たく、薬味は無し。この店の玉子焼は比較的大きめで、ふわふわと柔らかいのが特徴。きりっとした濃いめの出汁に浸せば、とろとろと崩れて蛸の切り身が顔を出し、すするようにしていただくことになる。これが滅法美味い。店構え同様、体裁はシンプル極まりないが、その味わいは実に上品で、粋だ。

本当はお好み焼きもいただきたいところだったが、バスの時間が迫っており、昼時に差し掛かって店が込みはじめたこともあって、後ろ髪を引かれる思いで席を立った。やはり『道場』が私達的・玉子焼のスタンダード店。またゆっくりと訪れたいものだ。

お好み焼道場/兵庫県明石市大明石町1-6-6/078-911-8084
11:00-20:30/年中無休

2008年01月05日 20:00 | trackbacks (0) | comments (0)
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