1/29。東西落語研鑽会の会場はいつもよみうりホール。場所は有楽町駅すぐ側の読売会館(元の有楽町そごう)7F。現在階下にはビックカメラが入居している。1957年築。建物とホールの設計は村野・森建築事務所。
座席が小さめだったりトイレがビックカメラと共用だったりと、今時のホール施設としては設備的に少々厳しい面はあるものの、その空間の持つ魅力的は他に替え難い。
1Fから2Fレベルへと優美なカーブを描く桟敷席。複雑な造形の天井面。1100席のキャパシティを持つにしてはステージが近い(柳家喬太郎師匠は「こっちに来てご覧なさいよ。被告みたいですよ。」と仰っていた。11/26)。落語を見るには打ってつけだ。
客席両袖の壁は大きなリブが連続するように造形されており、その表面をガラス質のモザイクタイルが覆う。淡いブルーからイエローに至るグラデーションが間接照明に映えて美しい。全体にさほど豪華な意匠は施されてはいないとは言え、隅から隅まで紛れも無い村野藤吾作品。心斎橋そごうのようにあっけなく姿を消してしまわないことを祈りたい。
この日の終演後、印象的だったのは、私たち以外にもホール内を撮影している人が何人も居たこと。建築やデザイン関係者に潜在する落語ファンの割合が徐々に増えて来ているのだとしたら、私たちとしてはちょっと嬉しい。
よみうりホール
読売会館(旧有楽町そごう)(Citta'Materia)
どうもごぶさたしてます。
奇遇ですね〜。
僕は昨日ちょうど、日生劇場でミュージカル観たとこでした。
よみうりホールは、日生劇場のための習作みたいな性格もあるかもしれません。
日生劇場、
ホールの中だけでなく、フォワイエやロビーも、空間構成もデザインも材料も、ため息でまくりでした。
ところでふと思えば、日生劇場の中はいるのって、小学生の頃、学校の校外授業みたいなので、木馬座(ケロヨンとか)観に来て以来、三十数年ぶりかも。。。
>えぐちさん
遅レスですみません!実は私たち日生劇場にはまだ行ったことがないんです。やっぱり良さそうですねー。そのうち無理矢理にでも機会を作って見ておかなくては。ケロヨン。。。