5/12。アトリエで作業後、夕刻遅めに『阿佐谷銘茶楽山新店』現場へ。
下地コンクリートが打ち終わり、エントランスからのフラットな床ができた。この日の工程は主な内装部分のLGS(軽量鉄骨)下地組。
最終的な床の仕上はグレートーンの小砂利を混ぜた墨入モルタルの洗い出しとなる。上の写真左は実際に使用する砂利のサンプル。サイズと色味を確認。
上の写真右は店内最奥の床。主要な造作の基準線がそこかしこに描かれている。現場監理担当のイカハタ・竹内さんによる墨出しは正確で美しい。今回のプランには微妙な斜めのラインが各所に現れるため、ちょっと不思議な交わり方をしたラインが多い。
施工状況を詳しく確認後、さらにイカハタ・清原さんと近くの喫茶店で打ち合わせ。建物自体の歪み、家具・什器の製作上の問題などが判明するとともに、細かな変更の必要がいろいろと生じて来た。
あたふたとアトリエへとんぼ返り。何度となく描き直した図面を、またも穴のあくほど眺めながら夜中に作戦を練る。今回は工期に全く余裕が無いため、何事にも即決が求められるわけだが、瞬発力に欠ける私たちの頭にはどうしてもこういう時間が必要だ。
それにしても眠い。