5/18。朝から『阿佐谷銘茶楽山新店』現場へ。日差しが強い。
この日は床の左官工事を一日で仕上げる。最初に自然光で墨入モルタルの色を確認。上の写真手前左にいらっしゃるのはクライアントの古川さん親子。勝野は三社見物仕様の出で立ち。
続いて店内で墨入モルタルに混ぜる小砂利の密度を確認。少しまばらな印象だったので、手の空いている全員でバラバラと砂利を投げ込む。このくらいかな?となったところで、残りの部分は左官職人の堀切氏にお任せする。堀切氏は目分量でざーっと一気に砂利を投げ込むが、その密度は的確で、しかも砂利の配置は私たちが投げ込んだところよりも明らかに自然で美しい。一同目を丸くしてうーむと唸る。一流の左官職人の手はまるで魔法使いのようだ。
下地モルタルの上にばらまかれた砂利をコテで適度に押さえつけ(上の写真)、
その上を一度全面墨入モルタルで覆う(上の写真)。ベニヤ板で体重を分散させながらの作業。
墨入モルタルを打ち終わると、それをブラシ状の道具で掻き出して表面を磨きつつ小砂利をあらわす作業に移る。最後まで見ることができなくて残念。イカハタ・竹内さんと堀切氏にご挨拶して15時前に別の打ち合わせへ。
浅草へ戻ったのは17時過ぎ。結局三社見物はあまりできなかったが、私服の談春師匠とすれ違った。高座で拝見する以上に大柄な印象で、迫力と有り難みは神輿並み(ちょっと大袈裟)。『キッチンイナバ』で夕食を採ってアトリエヘ戻る。