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update info, 仕事してるんです : 阿佐谷銘茶楽山新店・完成写真アップ

love the lifeの作品「Asagaya-meicha Rakuzan New Store」のページを更新しました。(Aug. 17, 2012)Worksからご覧下さい。フォトグラファーは佐藤振一さん。

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「阿佐谷銘茶楽山」はJR阿佐ヶ谷駅の近くに店を構え、長らく日本茶と海苔の製造販売を営んでいる。地域の生活に深く定着したその暖簾が、北口そばのちいさな商店街にもうひとつ掛かることになった。二代目の古川貴則氏による新店だ。近隣には煎餅店、米穀店、和菓子店などが軒を連ね、狭い道幅にしては昼夜を問わず通行量が多い。

まずは往来の流れを無理なく受け止めるため、エントランスの木製サッシを通りに対してやや斜めに置いた。そのラインに右手のカウンターショーケースのブーメラン形が呼応する。間口を最大限に開放するため、左手の棚什器は道路側を頂点に奥へと徐々に拡がる三角形とした。主に小振りなパッケージの商品を扱う業態なので、こうした不整形が問題となることはない。結果として、視線を自然に店内へと導き、多様なディスプレイに対応する至って合理的なプランが出来上がった。

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天井面には300mm余りの段差がある。右側の造作はセン柾材で仕上げ、エントランスの引戸に合わせて天井高を抑えた。主要動線のある左側にはバナナ繊維の壁紙を張り、高さを最大限に確保した。異なる素材が間接光を介して上下に重なり、斜め基調のプランと相まって簡潔な折り紙のような空間が立ち現れる。サイズのまちまちな3本のステンレス柱が、破調のリズムを増幅する。突き当たりのタペストリーミラーは店内を掛軸状に切り取り、淡色の移ろいに変換する。

バックカウンターと吊戸棚の狭間にある横長の壁面は堀切健治氏の左官で仕上げられた。ゆるやかな円弧で上下に二分されたその景色には、茶所静岡の平野から望む富士の裾野が暗示されている。

2008年06月10日 10:00 | trackbacks (0) | comments (2)
comments

昨日行きましたが、目だってましたよ
蛍光灯商店街の中に電球色系の光がぐきっと
近所の人たちも参考にするかもしれませんね
大きさ的に似寄りな感じが多いし
器具なんかも一般の人が知らない器具だらけ
ですからね

posted by: kiyo : 2008年06月13日 12:12

>kiyoさん
お疲れさまです!今回はいつもに増してお世話になりました。今後ともぜひ宜しくお願いします!そうそう、ベースの12V20Wハロゲンはなかなか効果的でした。提案して下さったmuse-Dの八木さんに感謝。お店が繁昌して、商店街がますます面白くなれば最高ですね。

posted by: 勝野+ヤギ : 2008年06月14日 03:20

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