12/24。須賀さん宅で起床。ブログの使用法講習と帯結び法勉強会の後、地下鉄で大阪市内へ。
上の写真は大阪市営地下鉄の御堂筋線梅田駅ホーム。以前写真を載せた心斎橋駅と同様、ヴォールトの天井+蛍光灯の巨大ペンダントライトによる贅沢で都会的な空間(別アングルの写真/ペンダントライトのアップ)。しかし未だSuicaはJRでしか使えず、券売機の極悪インターフェイスも相変わらず。
地上へ出て『蘭館珈琲ハウス』の梅田大丸店へ。伝説のマスター・襟立博保が生前顧問を務めたという1972年開業の珈琲チェーン店。百貨店の紳士服フロアの片隅という場所にも関わらず、奥樣方で大いに賑わっていた。全席禁煙。ブレンドを2種とフルーツパンケーキを注文。
珈琲は『六曜社』以上に軽め。それでも味はしっかりしており、カップの量が多く、驚くほど値段が安い。人口比的に見て全国一の喫茶店激戦区である大阪の地に完全対応しつつも質を落さない姿勢に敬服。昨年11月にはホワイティ梅田店が珈琲専門店と銘打ちリニューアルされた模様。今度はぜひそちらへ伺ってみよう。
再び地下鉄に乗って心斎橋へ。アップルストアでiPone用のAVケーブルを買って、市街を南へ向かう途中、戎橋の脇を通り掛った。
高松伸氏の代表作のひとつ『キリンプラザ大阪』は綺麗さっぱり消滅していた。しばし愕然。
気を取り直して心斎橋筋をさらに下り、水掛不動で野井成正さんと合流。『桃酔(とうすい)』で魚料理をたっぷりいただいてからバー『わん』へ移動。もとは1999年にオープンするも、2002年の中座火災により消失。2003年のビル建て替え時に新たな空間として復活した。新旧ともに野井さんがインテリアデザインを手掛けている。
東京ではまず目にすることのない圧倒的ボリュームのカウンターに、今では懐かしさ以上に新鮮さを覚える。バックカウンターに吊るされた無数の細い煤竹が微妙にゆらぎながら繊細な陰影をつくり出す。この日のバーテンダーは『川名』(こちらも野井さんのデザイン)、『JACK‘S INN』のオーナーでもある川名正博氏。お二人から貴重なお話を沢山伺うことができ、実に楽しく勉強をさせていただいた。なんと言う幸せ。