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オルタナ系日本茶 : 埼玉/狭山・清水園

久しぶりに煎茶を取り寄せてみた。今回は狭山茶。下の写真左から清水園の『狭山一(読み方が分からない。“さやまはじめ”だろうか?)』(100g)、『狭山みどり』(100g)。

090114_shimizuen.jpg

狭山茶は埼玉県南部から東京都北部にかけての地域で生産されており、お茶としてはかなり北方のもの。茶木に厳しい条件下で育った厚みのある葉から生まれる独特の味が、特に地元とその周辺において親しまれていると聞く。

素晴らしかったのは『狭山一』。濃厚なコクと甘味。香りはそこそこ、と言った印象ながら、味わいにおいてはパンチ力抜群だ。根洗松銘茶、マルミヤ製茶(どちらも静岡の茶園)とは火入れの仕方がだいぶ異なるようで、とろりとした舌触りと濃い水色は一般的な深蒸茶に近い。可能であればぜひ普通に蒸されたものをいただいてみたいところ。
『狭山みどり』はその名の通りのストレート茶(『狭山一』はおそらくブレンド)。こちらはちょっと不思議なお茶だった。一煎目には「なんだか弱々しい深蒸茶だな」と思ったが、二煎を飲み進むうちに青く爽やかな香味が沸き上がるようにして現れてきた。三煎目もいける。はて、入れ方が良かったのか悪かったか。何しろ面白いことには違いない。

清水園

2009年02月04日 02:00 | trackbacks (0) | comments (3)
comments

多分ブレンドでしょうね
合わせる人の腕でかなり違いがでるからそこら辺を強調したかったのかも
しれませんね
そう考えながら飲むとお茶もお店と同じで
作り手の感性次第になるから面白いですよね
京都行ってたんですね・・年始は自分も銀閣寺近隣にいました
見飽きた風景だったけど予算がなくて銀にできなかった寺も
また味があってよかったです(寺じゃなく庵ですねどねあれじゃ)

posted by: kiyo : 2009年02月04日 11:26

>kiyoさん
ストレートだからいいってもんでもないということを再認識しました(>狭山一)。ものづくり全般に通じるものがありそうですね。

銀閣寺にはずいぶんご無沙汰です。また行ってみたいなあ。

posted by: 勝野+ヤギ : 2009年02月04日 12:04

是非行ってみてください
あそこでボーっとしてると当時の明日命がなくなるかもしれない
当時の武将が、まったく相反するものを求めていたのが
うっすらですけど感じれるかもしれません(金閣寺より感じるかな)
本当の所やっぱり彼らも僕らも日本人なんですよね
昔の建物のデザインの優れたところは
切羽詰ったというか両極端なところを
精一杯追い求めた結果そうなったという機能美と
かすかな遊び心から生まれた美が合わさってできた
諸刃の剣のようなきわどさがありーの
生きているうちにすべて見てみたいやってみたいという
鬼のような探究心なせる業なのか???
銀閣寺を見て妄想にふけってました・・年始は
ほとんど病気ですねそれじゃ

posted by: kiyo : 2009年02月04日 18:44

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