3/17発売の『商店建築』の2009年5月号増刊/新・店舗のディテール1「“集い”のディテール」に『dcb』がちょこっと掲載されています。見てね。
内容は飲食店のカウンターと大テーブルまわりのディテールを紹介するもの。ただし、部分詳細図よりもむしろ店舗全体の基本断面図に重きを置いているのが面白いところです。デザインコンセプトが写真で見る以上に良く読み取れ、本誌ではほとんど記憶に残らなかった作品に改めて見入ったりしています。また、2006年9月号に掲載されていた飲食店のカウンターに関する野井成正さんと水谷壮市氏へのインタビュー記事が再録されていることも何気にポイント高し。特にこれからインテリアデザインの実務に本格的に関わろうとしている方にお薦めします。
ところで、この増刊号も含めて、ここのところ商店建築誌の厚み(物理的な)が目に見えて少なくなっているのが気になります。今のところ内容そのものには直接の大きな影響は出ていないようですが、これも不況のせいなんでしょうかねえ。
確かに企業広告は減っているようです。 以前バブルがはじけたあたりもこんな感じだったけど今回はあそこまで景気の波がないままさらに減っているので
深刻だったり・・・・ 内容までダウンになったら終りですよね情報誌は
大手は完全にたたきあいの様相になっています(実に危険な行為です・・・生き残るためとは言え残ったあとがさらに問題になるのにね・・・・)
>kiyoさん
個人的には、紙のメディアは紙ならではの作り方をしない限り、淘汰されて当然だと思っています。情報の「速さ」や「量」で雑誌が立ち行く時代はとっくに終わってますし、企業広告は今後も減るでしょう。
雑誌というメディアがもし存続するとすれば、結局のところ情報の「質」と作り手の「情熱」が生命線になるでしょうね。惰性で続いているような雑誌が軒並み潰れて、志のある優れた作り手だけが新しいメディアを立ち上げてくれれば、かえって面白い状況になるんじゃないかと期待しています。