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都市とデザインと : 上野・西郷会館

3/8。地下鉄銀座線上野駅から東京都美術館へ向かう途中、JR高架下の交差点で国立西洋美術館の世界遺産登録推進に関する大きめのバナーが目についた。

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バナーの取り付けられた解体用仮囲いの建物は『西郷会館』(1952)。設計を手掛けたのは土浦亀城。一般には『上野百貨店』、もしくはメインテナントであった『聚楽台』の名前の方が通りが良い。中央通りの突き当たりに位置し、上野公園の台地東側斜面にへばりつくようなデザインは、都心の近代建築物としては珍しく、ダイナミックな地形を生かしたものとなっている。銀座『三原橋センター』とともに、ユニークな敷地条件を生かした異色の土浦作品として知られる建物だ。『聚楽台』は2008年4月に閉店。改築後、2010年秋頃に再オープン予定とのこと。

国立西洋美術館云々については、基本的にフランス政府が目指すコルビュジェ作品のまるごと世界遺産登録の一環なわけで、台東区民としてはまあ勝手にやって下されば良いと思っている。

聚楽台(聚楽グループ)
昭和の残影 上野の老舗レストラン「聚楽台」閉店(産経ニュース)
閉店直前 上野の大衆食堂 聚楽台に行ってきた(メレンゲが腐るほど恋したい)

ル・コルビュジエの建築と都市計画の世界遺産推薦について(国立西洋美術館)
国立西洋美術館世界遺産登録推進(台東区)

2009年03月18日 00:00 | trackbacks (0) | comments (0)
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