3/9。浅草で雑用諸々。ついでに『亀十』と『栃木家』でおやつを調達した。『栃木家』に伺ったのはこの日が初めて。伝法院通りの北側に店を構える生ゆば・豆腐専門の製造販売店。店でもらう袋には明治20年(1887)の創業と印刷してあるが、ウェブ上には1948年創業との情報もある。とにかく歴史のある店らしい。
木製パネルに太い筆文字調書体の店名が黒々と掲げられた看板。その下にある紺色のテントをくぐると、ほんの2、3歩先にレジカウンターを兼ねたショーケースが置かれている。わずかな店先を見回すと、目当てのおからドーナツがちいさなかごにちょこんと収まっていた。残りふたつのところを首尾よくゲット。木綿豆腐とがんもどきも購入してアトリエへ戻る。16:00過ぎ。
ビニール袋のパッケージには直径6cmくらいの小振りなドーナツがみっちり5個。早速いただく。
心地良い弾力が「もっちり」と伝わり、つづいて「サクっ」と割れる独特のテクスチャー。甘味はかなりの控えめ。さっぱりとした後口で、コーヒーにも日本茶にも合う。これはいい。浅草では貴重な(やや)洋風のおやつを発見することができた。
固めで大豆の風味濃厚な木綿豆腐。ジューシーながんもどき。どちらも美味い。今度行く時は生ゆばもぜひいただいてみよう。
栃木家/東京都台東区浅草2-2-1/03-3841-5731
9:00-19:00(日祝10:30-18:00)/不定休