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食べたり飲んだり : 大阪・会津屋 ナンバ店

3/28。大阪市中央公会堂から御堂筋線で難波へ移動。ワッハ上方ホールで『第六回東西師弟笑いの喬演』。終演後、NAMBAなんなん(大阪最古の地下街で開業は1957年)にある『会津屋』へ。『会津屋』は1933年創業のたこ焼き店。ラジオ焼きの屋台にはじまり、初代店主が明石焼きを真似てタコを具材としたのが、通説ではたこ焼きの起源と言われている。現在の本店は西成区玉出にあり、本来ならぜひ詣でたいところながら時間的にも距離的にも微妙に無理があったため、この日はナンバ店へ伺うことにした。

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いかにも仮設然としたトタン波板張りのこぢんまりした店構えは、賑やかな貼紙ですっかり覆い尽くされている。上の写真の店舗右奥には十数席のカウンターがあり、イートインが可能。元祖たこ焼きとラヂオ焼きを注文した。

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上の写真が元祖たこ焼き。一般的なたこ焼きと違い、『会津屋』のそれにはソースもかつ節も掛かっていない。出汁がしっかり効いており、このまま食べても美味い。小麦粉の量は控えめで、なんとも軽い食感がまた特徴的。実に品のあるおやつ。ワイルドな店の作りからは全く想像のつかない味だ。カウンターにはソースなどの調味料入れが置かれ、客は各々自由な食べ方を楽しめる。私達はポン酢を少々付けていただくのが一番気に入った。

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こちらはラヂオ焼き。ラジオ焼きはたこ焼きの原型と言われる料理で、具材はこんにゃくとスジ肉。『会津屋』では2005年にメニューに復活させたそうだ。出汁の染みたスジと歯ごたえのあるこんにゃくの組み合わせが、たこ焼きとは似て非なる完成された風味をつくりだす。これは酒のつまみにも良さそうだ。こちらは元祖たこ焼きとラヂオ焼きの断面。

原点のたこ焼きは上方らしいはんなりとした味わいだった。次はねぎ焼き、ラジ玉焼きなどのアレンジメニューもぜひいただいてみたい。

会津屋 ナンバ店/大阪府大阪市中央区難波5丁目NAMBAなんなん内
06-6649-7708/11:00-22:00(土日祝-21:00)/奇数月第3木休

2009年04月20日 02:00 | trackbacks (0) | comments (0)
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