4/11。花見の後、旧山手通りを鎗ヶ崎交差点方面へ向かう途中で『TKG代官山』の前を通り掛った。小山登美夫氏の運営するギャラリー。2007年10月オープン。閉廊後も照明が点された店内は、ほぼ「ショーウィンドウ」と言って差し支えの無いくらいにこぢんまりとしている。
内装デザインを手掛けたのは西沢立衛建築設計事務所。フロアのまんなかで透明アクリルのパーティションが大きくうねるような曲面を描く。いくつかのユニットを上下のちいさな金具で繋ぎ、床置きで自立させている。なんという軽やかさ。
実際に間近で見ると、その空間は図面や写真から想像するよりもはるかに楽しげだ。引いた位置から大きな作品を見るにはパーティションが邪魔になるかもしれないが、このギャラリーは手頃な小品の販売に注力しているようなのでさほど問題は無いのだろう。やや難があるとすればライティングの「むら」くらいか。
近いうちにぜひ中へ伺ってみよう。昼間の様子もきっと美しいに違いない。
TKG代官山/東京都渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラスA棟1
03-3780-2150/11:00-19:00/日月祝休