6/23。『ラパン』で珈琲とサンドイッチをいただいてから中央通りを『鈴本演芸場』へ。途中、三洋電機販売のビル(銀杏柄レリーフの鋳鉄パネルに覆われたファサードが目印)脇に意外なものを発見。
日本初の本格的珈琲店『可否茶館』(かひさかん)跡地の碑。碑文の拡大写真はこちら。『可否茶館』の開業は1888年。経営難のため数年で閉店した後、1968年に創業者・鄭永慶の孫にあたる人物が阿佐谷に同名の喫茶店を再興したのだそうだ。この店は現在も阿佐ヶ谷駅北口ガード下のゴールド街2Fで営業している。そう言えば『阿佐谷銘茶楽山 新店』の現場に通っていた頃、一度だけ伺った。至って普通の喫茶店だったように記憶している。この碑が立てられたのは2008年4月13日(『可否茶館』開業からちょうど120年)とのこと。
それにしても、近所にこんな場所があったとは。珈琲好きとしてはけっこう嬉しかったりするが、この貧相なデザインはなんとかならなかったのかなあ。
「可否茶館」跡地記念碑設立除幕式(日本鄭氏子孫会)
「可否茶館」日本最初の本格的珈琲店(倉敷珈琲物語)