9/5。神戸市『ふつうの家01』現場へ。
1F西側リビングルームにキッチンがほぼ据え付け完了。晴れてLDKの様相に。既製品のなんてことの無いキッチンだが、その「なんてことの無い」を実現するためのサイズやパーツのオーダーにやたらと骨が折れた。デフォルトの仕様には必ずどこかしら痛痒があり、その変更には間違いなく不条理な制約がつきまとう。特注品を設計した方が作業的にも精神衛生的にも遥かに楽だ。一般消費者がいかに奇妙で使い勝手の悪いキッチンに甘んじているかを改めて実感。
2Fでも建具・家具造作の製作が大詰め。いよいよ全工程が仕上げに突入する。上の写真は北西角個室から南西角テラス方向を見たところ。
上の写真は2F北東角和室の天井見上げ。シナ合板目地張り。床の隅にツガ材の意匠柱(写真左:全景/写真右:上部ディテール)。
外壁のほぼ全面を覆う左官仕上げはすでに完了。足場の内側にはニュートラルな白い箱が出来上がっている。その全貌を伺うのは次回出張のお楽しみ。