10/22。京都へ日帰り出張。『Cao Cafe Ishikawa(カオカフェイシカワ)』で遅い昼食を採った。建築・インテリアデザインは辻村久信デザイン事務所。
三条を烏丸通りを越えて西へ。新町通りを越えると、左手に小さな前庭と簡潔なファサード(上の写真)を持つ妻屋根平屋の白い建物が現れる。現代の京都市街にあって、その潔くこぢんまりした佇まいはかえって印象的だ。
場所柄当然ながら間口の狭さに比べて敷地は奥へと随分長い。上の写真は最奥のテーブル席からエントランスを見返したところ。インテリアの造作も至って簡潔そのもの。白くフラットなひと続きの壁と天井を、モルタルの床下からの間接光が照らす。店内中央にある木地の間仕切りの中にキッチンとWC、空調機器が納まっている。エントランス側にはハイカウンター席。
上の写真左はキッチン側からテーブル席全体を見たところ。敷地の最奥は黒板塀に砂利敷きの小庭。写真右は建物南端のディテール。まわりにあまり高い建物が無いため、テーブル席は明るく開放的で、かつプライベート感の強い空間となっている。BGMが半端にアッパーでボリュームがやや大きいことを除けば、素晴らしく居心地が良い。
Cao Sodaと野菜たっぷりカレーを注文(写真左)。味は価格に対して可も無く不可も無く、と言ったところ。食後のカオチョコ(写真右)は大変美味しくいただいた。
店は2009年3月にオープンしたばかり。しかし空間的ポテンシャルは抜群だ。夜2時までの営業(2009年11月時点)とは近くの方が羨ましい限り。京都ならではの現代的な憩いの場所として末永く頑張っていただきたい。またお伺いします。
Cao Cafe Ishikawa/京都府京都市中京区三条通新町西入ル釜座町31
075-211-1814/11:00-2:00(LO1:00)/不定休