11/22(日)の14:00から『元浅草勉強会 07』を開きます。
ショートレクチャーのお題は『自閉のおわり/ふたたび都市へ - 1990年代から』。1990年代以降現在に至る日本の商環境デザイン、インテリアデザインの状況を分析するとともに、その未来に向けての可能性を、参加の皆さんとご一緒に考えてみたいと思います。
21世紀を前にして、インテリアデザイナーによる商環境は類型化の道を辿り、流行のインテリアアイテムの羅列へと向かってゆきます。また、経済活動の規模が次第に縮小する中、時代はよりシンプルかつコンセプチュアルで視覚的インパクトのある商環境デザインを求め始めます。その需要に応えたのは、クラインダイサムアーキテクツや荒木信雄氏らの先駆的な活動に触発された新進の建築家たちでした。一方、海外アパレルの商業建築を中心に、ファサードデザインにのみ建築家を起用することで、効果的にブランディングを強化しようとする動きも発生します。商環境デザインの大勢は、その外皮と中身とを分離したまま現在に至っています。
そうした中、まだ萌芽の段階ではありますが、商環境と都市環境との直接の融和を図るプロジェクトを、元来インテリアを専門としたデザイナーたちが手掛けはじめています。商環境デザインは長い自閉の時期からようやく解き放たれ、さらに建築を含む周辺領域との協同を深めることによって、都市生活の新しいあり方を切り開くための有効な手だてとなってゆくかもしれません。
ティータイムにお出しするオルタナ系日本茶は「長生殿」(2009/静岡三方原・根洗松銘茶)ほかを予定しています。
お題はなんだか難しそうですが、いたってアットホームで、ちいさな勉強会です。デザインにご興味がお有りの方ならどなた様でも、どうぞお気軽にお申込み・ご来訪下さい。
元浅草勉強会 07
ショートレクチャー担当:love the life(ヤギタカシ・勝野明美)
テーマ「自閉のおわり/ふたたび都市へ - 1990年代から」
・日程 :2009年11月22日(日)14:00より
・場所 :love the life アトリエ(住所などはこちら)
・お茶代 :一般 1000円,学生 500円
・各回定員:だいたい5名様くらい(申込先着)。
・申込方法:メールでどうぞお気軽に。
ご参加日、お名前、ご連絡先、ご参加人数、
一般・学生の区別をお知らせ下さい。
元浅草勉強会の概要はこちら。