1/9。日経ホールで春團治・小朝師匠の高座を見た後、和牛ステーキ店『ビモン』で食事。オープンは2004年10月とのこと。伺うのはこの日が初めて。
場所はJR東京駅1Fの飲食店街・キッチンストリート内。中央の通路をちょっと心配になるくらいに奥まで進むと、突き当たりの手前左手に横長の黒いサッシで囲われた店構えが現れる。内装は一転して白い。造作には角Rが多用され、カフェテリアを思わせる明るい空間となっている。エントランスのすぐ左脇にレジ。その奥のフロアにはテーブル席。正面にある長いコの字のカウンター席の向こうは広々したオープンキッチン。中の仕上げも白とステンレスが基調で、耐火ガラスのスクリーン越しにやや強面のシェフ氏が鉄板に向かう様子がよく見える。この日はエントランス右手通路沿いのテーブル席に落ち着いた。とろハンバーグと特選いちぼステーキ、グリーンサラダを注文。
肉はあらかじめ岩塩で薄く味付けされている。何も付けず、熱いうちにがつがついただくのが一番だ。ステーキも期待に違わぬ素晴らしさだったが、驚いたのはむしろハンバーグ。ごく粗挽きのテクスチャーからぎゅっと肉汁がほとばしる。まさに旨味の塊。ボリュームたっぷりのサラダ、スタッフ方のスマートな応対もありがたい。
そして会計時にはその安さにまたびっくり。この内容に対して、リーズナブルと言うには少々気の毒なくらいだ。またぜひ伺わねば。今度はカウンター席でシェフ氏のお手前をとくと拝見させていただこう。
ビモン/東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅1Fキッチンストリート
03-3283-1841/11:00-23:00(LO22:00)/元日休