インテリアデザイナーたるもの、京都に来たら真っ先に詣でるべき名所旧跡と言えば慈照寺(じしょうじ/銀閣寺)に他ならない。境内にある東求堂(とうぐどう)北東の一室・同仁斎(どうじんさい)は書院造最古の現存例。つまりは我が国におけるインテリアデザインとディスプレイデザインの原点を垣間見れる場所だ。そんなわけで4/27、春の特別公開を目当てに雨の中をバスで白川今出川へ(以下写真はクリックで拡大)。
庭までのアプローチ沿いにある銀閣寺垣(ぎんかくじがき/近景)。
銀沙灘(ぎんしゃだん/近景,本堂南西から,本堂南東から)と東山。
観音殿(銀閣)と向月台(こうげつだい)を銀沙灘越しに見る(近景)。
東山から見た境内と京都市街。
そしてこれが東求堂(遠景,近景)。残念ながら内部の撮影は不可。同仁斎の心地良い狭さと簡素さ、その付書院の窓からの眺めに思わずじーんと来た。この日のディスプレイには君台観左右帳記の写しも。こちらは裏から見た東求堂。左手に小さく見える「同仁斎」の扁額は足利義政筆とのこと。
庭木越しに見た観音殿(遠景,近景)。こちらはその裏手に置かれていた屋根の杮葺(こけらぶき)の原寸カットモデル。
東山麓の斜面はうねる苔の森。素敵なテクスチャー。こういうのを「触景」と呼ぶのだろうか。
センス良く人手の掛かった庭を介してひと繋がりになる風景とインテリア。やはり本物はいいな。秋の特別公開も見に来よう。
向月台に乗って怒られた記憶が蘇ります・・・・
そもそも中に進入している事態犯罪の臭いが・・・
遠景の写真に実家の屋根が写っているのがとても切ないです。
>kiyoさん
なんと写真にご実家の屋根が?!いろいろ思い出させてしまったみたいでなんだか申し訳ない感じです。kiyoさんの「向月台登頂&国旗掲揚ミッション」のことはきっと慈照寺の伝説として語り継がれていることでしょう。