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旅に出てきました, 都市とデザインと : 韓国水原 華城

2010/9/22。韓国へインテリアデザインコース4回生研修旅行。江南(カンナム)のホテルで一泊後、23日朝にバスで水原(スウォン)市へ。『華城(ファソン)』の一部を見学。1794-96年にかけて建造された李氏朝鮮の城塞。長さ5kmあまり城壁が行宮(あんぐう)を囲い、市街地や河川との入り組んだ共存振りが独特の景観をかたち作る。以下、写真はクリックで拡大。

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バスを降りると大通りの先に長安門(チャンアンムン)。上が正面外観。こちらは入口を見上げた様子。石組と煉瓦組の混構造。こちらは丸太を多用した軒下のディテール。

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上は長安門を抜けて反対側から見上げたところ(別アングル)。周辺に高層の建物が少なく、青空(そして芝生)との対比が美しい。こちらは城壁に登ったところから西方への眺め。こちらは門の上部にある板間(別アングル)。全体としては市街側へ半円状に張り出した平面形をもつ二重の門となっている。

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城壁を東側へ進むと水原川に跨がるようにして華虹門(ファホンムン)が登場する(上の写真)。板間に腰を下ろすと吹き抜ける川風が心地良い。こちらは門の北側の眺め。子供には格好の水遊び場となっている。こちらは南側の眺め。竜頭の運転席と神輿の客車を持つ連節バスは華城列車と呼ばれ、城内で運行されている。

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さらに東へ進むと監視と眺望を兼ねた角楼のひとつ、訪花随柳亭(パンファスリュジョン)が現れる。足下に観賞用の池を配しての眺めは、その背景がいかにも雑然とした市街地となってしまっているため、往時を偲ぶことが難しい。それでも建物自体の可憐な佇まいは十分に魅力的だ。上の写真はその美しい軒下のディテール。こちらは外観全景。中に入ると異形の木材による軸組が面白い。

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東暗門(トンアンムン)を過ぎて城壁をさらに東へ進むと軍事訓練施設のひとつ、鍊武台(ヨンムデ/上の写真)に突き当たる。こちらはその北側にある塀のディテール。半円の瓦を組み合わせたグラフィックパターン。こちらは東側を見たところ。東西側の塀はざっくりとした仕上げの石組みで極端な目地勝ちのデザインとなっている。東の塀の向こうは国弓(クッグン/韓国の伝統弓術)の体験施設。正面やや右手に見えるのが蒼竜門(チョンニョンムン)。こちらはその別アングルからの写真。正面に見えるのが東北空心墩(トンブクコンシムトン)。楕円形の平面と螺旋階段をもつ監視台。

のんびりしているうちに時間はあっという間に過ぎて見学はここまで。残念ながら華城全体の半分も訪ねられなかった。近くのレストランで昼食を採ってからソウル市内へ移動。

華城(Wikipedia)
水原市日本語ウェブサイト

2011年08月05日 21:00 | trackbacks (0) | comments (0)
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