2010/9/24。インテリアデザインコース4回生研修旅行の続き。『パークハイアット』ソウルからタクシーで南山(ナムサン)公園南の漢江鎮(ハンガンジン)へ。『三星美術館リウム』(サムスンミスルグァンリウム/2004)を見学。3棟の建物からなる美術館。以下、写真はクリックで拡大。
上の写真が南東側のウッドデッキから見た美術館全景。左がメディアアートの展示が併設される「児童教育文化センター」(設計はOMA)、中央が古美術を展示する「MUSEUM 1」(設計はマリオ・ボッタ氏)、右が現代美術を展示する「MUSEUM 2」(設計はジャン・ヌーヴェル氏)。遠景に見えるのは『グランドハイアット』ソウル。宮島達男氏のLED作品が埋め込まれた「児童教育文化センター」脇のスロープを下り「MUSEUM 1」正面のエントランスへ。
上の写真は「MUSEUM 1」内のエントランスホール全景。白い塗装面と木質のルーバーによるゆったりと落ち着いた贅沢な空間。
エントランスホール天井から少し突き出した円筒の中には緩やかで優美な螺旋階段(上の写真)が。その周りに古美術の展示室が配置されている。
先ほどのスロープをエントランスで折り返し、さらに下って「児童教育文化センター」へ。上の写真はそのアプローチから見たインテリア全景。いびつな黒いボリュームの中には映像作品の充実したコレクションがある。
上の写真は黒いボリュームの下にある展示室の様子。土木建造物を思わせる大胆な空間構成にメディアアート作品(別アングル)がよく似合う。
地下フロア東側のドライエリアに面したオープンスペース床にはマイケル・リン氏の作品が展示されていた(上の写真)。
どの建物も細部まで丁寧に施工されており、三者三様のデザインを期待以上に堪能することができた。「MUSEUM 2」の写真を撮れる場所が無かったのが心残り。