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都市とデザインと : 代官山・北村写真機店など

2012/3/24。『カフェーパウリスタ』(1911年開業/現在地での営業は1970年から)でモーニングの後、パナソニック汐留ミュージアムで『今和次郎採集講義』『かおりひめ』で釜揚げたらいうどんとミニあられ丼のセットと伊予定食の昼食後、末広町・3331アーツ千代田で『つくることが生きること』

そんなこんなで代官山へ移動。2011年末オープンの商業コンプレックス『DAIKANYAMA T-SITE』にある『北村写真機店』を視察。『TSUTAYA』の母体であるカルチュアコンビニエンスクラブと『カメラのキタムラ』が手掛ける写真機器店。インテリアデザインは植木莞爾氏(近年、一般にはアップルストアのコンセプトデザインや建築家・谷口吉生氏とのコラボレーションなどで著名)が代表を務めるカザッポ&アソシエイツ

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旧山手通りの北側に面した『蔦屋書店』(建築デザインはKDa)の2号館と3号館の間を抜けてしばらく進むと、右手にある白い建物の1Fに控えめな自動ドアと小さな店名サインが見つかる。

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店内はフロア手前と奥のエリアに光天井によるフラットなライティング、フロア中央の木製棚に対してはスポットライトによるライティングを配し、明快にゾーニングされている。

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上は店内奥右寄りからエントランス側を見返した様子。コンパクトな店内にボリューム、バリエーションともにかなりの商品を置いてそのまま見せる手法がとられているが、全ての造作が平行線上に並ぶ厳しい構成は、雑然とした印象を一切与えない。

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2Fはアマナイメージズのフォトストックを高画質プリント、額装したギャラリー(上の写真)。すべての作品は備え付けのiPadからサイズやフレームを指定して発注・購入することができる。こちらはガラスとステンレスフラットバーによる階段手摺のディテール。これほどシンプルな納まりなのにビクともしない。

代官山 北村写真機店(T-SITE)

下のリンクは植木莞爾氏に関する過去記事。
7人の商空間デザイン(2006年11月02日)
植木莞爾の言葉(2010年07月25日)
白金台・Chocolatier Erica(2010年10月07日)

ちなみに『北村写真機店』の向かいにあるカフェ&バー『IVY PLACE』の内外装デザインはカザッポ&アソシエイツ出身の長崎健一氏(KROW)が手掛けているとのこと。内装屋諸君は要注目の師弟競演だ。

下の写真は夕暮れの『IVY PLACE』。その上に金星と木星が並ぶ。東京の都心にもこんなに大きな空があったんだな。

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その後さらに『CAMPER』代官山店(2009/インテリアデザインはコンスタンチン・グルチッチ氏)、『TSUMORI CHISATO』代官山店(2011/インテリアデザインはイガラシデザインスタジオ)、『SUNAO KUWAHARA』代官山店(2000/インテリアデザインはWONDERWALL)を短時間視察して帰京。

2012年04月10日 01:00 | trackbacks (0) | comments (0)
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