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食べたり飲んだり : 木屋町三条 月餅屋直正

2012/4/6。午後早めの時刻に『月餅屋直正』(つきもちやなおまさ)へ。

木屋町三条の交差点を少し上ると、右手に間口二間ほどの小さなビルが現れる。一文字瓦葺きの庇に掲げられた「月餅」の看板がこの店の目印。木製サッシにガラス張りの店構え右半分を占めるショーウィンドウでその日の品揃えを確認し、左手の引戸から店内へ。網代の格天井にグレーのタイル張りの床。フロア右側にはL字のカウンターショーケースがあり、奥に蛍光灯で照らされた作業場が見える。通路左の壁際には待合用の小振りなベンチ。その上に掛けられた古い看板は1804年の創業時から伝わるものらしい。わらび餅とさくら餅を購入。

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上はわらび餅2個とさくら餅の近景。通年でいただけるわらび餅は、澄み切った上品な味わい、そして優しい弾力と消え入るような食感が実に素晴らしい。飾り気の無いさくら餅も、頬張ると鮮やかな春の風味がひろがる。

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上は昨年春に購入した菓子の写真。わらび餅と草餅、そして椿餅とごんぼ餅。どれも技有りの美味さだが、特に印象深いのは白味噌餡、梅肉餡、ごぼうを用いたごんぼ餅。素朴にして繊細。

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上はまた別の日に撮った『月餅屋直正』の店構え。西日の差す時間帯にはこうしてテント地の暖簾が下がり、ただでさえ控えめな店の存在を覆い隠してしまう。それでもわらび餅をはじめとする人気の品を手に入れるためには極力早めに伺う心づもりが必要だ。

月餅屋直正(食べログ)

2012年05月03日 02:00 | trackbacks (0) | comments (0)
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