6/23。先日基礎工事を終えたばかりの「ふつうの家02」現場へ。
この日は一気に上棟まで。
到着した現場ではクレーンがフル稼働中。主要な柱を建て終え、梁組が大詰めとなっていた。
上は敷地西側からの全景。写真手前に積まれた材木を取り付け位置近くまで運び、待ち構えた大工さんが受け取る。
この日の大工さんたちの勇姿。命綱無しの大胆かつ繊細な作業がスピーディーに進行する様子は見飽きることが無い。
上は南東角辺りからの全景。主要な構造材を一通り組み上げ、小屋組(屋根の骨組)の工程へ移行したところ。フレームのコーナーから隅木が顔を出す。
上は材木の仕口(しぐち)いろいろ。なんとも複雑で面白い。どの仕口がどの部分に当たるのか、私たちにもよくわからない。いちいち確かめたいところではあるが、仕事の邪魔になるだけなのでぐっとこらえておく。「ふつうの家02」の構造材は通常の機械によるプレカットではなく全て大工さんの手刻み。写真右下は屋外に面する柱を支える白御影の束石(つかいし)。
そうこうしているうちに小屋組の概形がほぼ出来上がった。早い。上は南側から北側への見上げ全景。
上は小屋組の頂点部分を見上げたところ。「ふつうの家02」は完全な正方形の方形(ほうぎょう)屋根を持ち、四方からの隅棟が中央の一点で交わる。
梅雨空の間隙を突いての作業は滞り無くほぼ完了。東山の新緑と北山の桧との対比が美しい。
祝上棟。