12/3。「ふつうの家02」現場へ。クライアントのお引っ越しを年内に控え、外構を除く全工程がいよいよ大詰め。
朝靄の大文字山東峰と建物の西側全景。ジョリパット(汎用左官材)が塗り終わり、だいぶ落ち着いた外観となった。こちらは南東角から見た道路越しの全景。
北東角からの全景。ガス配管工事が進行中。
同じ方向から見た方形屋根のディテール。晩秋の空とゆるやかなむくりのライン(東側正面/南東角)。
造園屋さんの作業が始まった。先ずは各出入口への沓脱石の設置。上は南側中央・リビングルーム用の大きめの石をクレーンで引き上げているところ。
「なんちゃって」にじり口用の石をチェーンブロック付きの三又で引き上げているところ。丸太を三本束ねただけの道具だが、これが職人さんの手に掛かると実に目覚ましい威力を発揮する。この後、台車に乗せて定位置へ移動。こちらはひとまず沓脱石の設置を終えた玄関と「なんちゃって」にじり口の様子。外構に使用される自然石や石灯籠は、ほとんどが以前この場所にあった邸宅から譲り受けたものだ。こちらは東側の庭で使用予定の三和土(たたき)のサンプル。一通りの沓脱石を設置後、主に玄関まわりの高低差の処理方法について造園屋さん、現場監督・谷口さんと打ち合わせ。
建物内では塗装作業が進行中。木地仕上げの部分にオイルステイン(クリア)を塗装しているところ。建物中央・キッチンまわりのボリュームにはセンの突板が短冊張りされている。こちらは設置を終えたキッチンカウンター。こちらは東側玄関と和室の角にある電話台。夥しい配線の束がぶら下がった棚上段には近々分電盤がやってくる。
キッチンと西側中央・個室1との間の廊下天井(セン突板)を小気味良い手つきで仕上げる塗装屋さん。
南東角・和室の木造作もほぼ完了している。床には北山杉天然絞の丸太と月形の飾り窓。仕上げはまだこれから。
和室天井のディテール。ヨシベニヤに竹の装飾。こちらは床・飾り窓まわりのディテール。ラスボード(グレーっぽい部分)の部分は藁入りの聚落壁となる。こちらはフロア中央・掘りごたつのディテール。
東側中央・玄関脇にはちいさな飾り棚。
主に西側の開口部に取り付けられる木格子。かなりの大きさ。
南西角・主寝室のクローゼットまわり。扉を除く造作はほぼ完了した。こちらは南側窓脇のちいさなワークデスク(耳付きのトチ材)。こちらは内装をほぼ終えた北側中央・WCカウンター(こちらもトチ材)まわりの様子。
夜間までの作業となる日が多くなってきた。皆様どうぞご安全に。