7/2。「ふつうの家03」現場へ。内外装がほぼ完成。まだ庭の工事が半ば未満だが、翌日のクライアントへの引き渡しを控えて、一旦記録写真を撮っておくことにした。
南西側・道路からの外観。「ふつうの家02」と「ふつうの家03」のデザインを同時進行するにあたって、私たちが最も大事にしたかったのが、住宅密集地の真ん中に大文字山東峰を望むこの風景を生み出すことだった。稜線とふたつの屋根が響きあう。こちらは同じ方向からのやや近景。
南側・テラスの柱と踏石と一二三石。
西側から見た軒先のディテールと桜の街路樹。こちらは西側正面外観。
南西角・玄関外観。
中央・主室を東側から見た全景。キッチンカウンターと北山杉丸太を真ん中に据えた、コンパクトながら開放感のある最大高さ4mほどの室内。来客対応を重視したほとんどカフェのような設えだが、実のところ、本当の特等席はキッチンの内側だ。庭が完成すれば、古材のカウンター越しの眺めは格別なものとなるだろう。こちらはキッチンカウンターを正面から見たところ。こちらはカウンター内を東側から見た様子。
中央・主室を西側から見た全景。
同じく西側からやや南向きに開口部を見たところ。こちらは天井を見上げた様子。
キッチンカウンター中央に埋め込まれた三日月形の千切。
北西角・和室から主室の方を見たところ。
和室南側の収納正面。下にあるランダムな配置の角材は飾りであると同時に収納を支える構造でもある(角材のディテール)。こちらは和室入口から奥側を見たところ。
南東角・玄関を主室側から見たところ。
玄関踏石まわりのディテール。
東側・屋根裏から主室を見下ろした様子。こちらは西側・屋根裏から。主室の照明は円弧形の欄間から上方への間接照明と、北側壁付のカップボードから下方への間接照明のみ。
東側・屋根裏から西側・屋根裏を正面から見たところ。
西側・屋根裏内観。こちらは東側・屋根裏内観。
旧宅の古材を再利用したコースター。十字に水切の溝を入れて冷たいコップが付着するのを防ぐ。こちらは北東角・洗面室と主室の間にあるWC。こちらは南東角・バスルーム。
住宅としての本当の完成は庭が出来てから。半年ほど経ったらぜひ佐藤さんに写真を撮っていただきたいと思う。楽しみだ。
6/19。「ふつうの家03」現場へ。
主室中央にカウンターがやって来た。長さ3.6mほど。食卓と作業台を兼ねる。こちらはキッチン内側から見たところ。
西側から見たカウンタートップ。以前の邸宅から引き継いだ古材を加工して用いた。強い縞柄の木目が独特な風合いの松。
カウンター中央・大黒柱付近の近景。3ヶ所の継ぎ合わせ部に月形の千切り。
6/21。南西角・玄関に暖簾掛が付いた。棒は煤竹。
6/26。主室の間接照明が点灯。
南側・開口上部の間接光で天井を、北側・カップボード下部の間接光でキッチンカウンターを照らす。主室の照明はこれだけ。想定通りの十分な明るさが得られた。
西側からの主室全景。正面にある梯子は天井裏へ上るためのもの。こちらは西側に置いた梯子越しに南側開口部を見たところ。
欄間から漏れる間接光をテラス側から見たところ。
主室中央・カウンターに側板を取り付ける大工さん。キッチン側には手洗が取り付けられている。こちらは主室東側・WCに横長のミラーが取り付けられた様子。狭い空間に開放感を少しばかり。
南東角・バスルームはタイル張りやコーキングの作業を終え、シャワーヘッドや水栓類の取り付けも完了。コンパクトながら長湯仕様。